① 開場10分前
DOW +89 (0.50%) SP500 +8 (0.50%) NAS +16.75 (0.4%)
1月非農業雇用が15.7万人の増加、民間部門雇用が16.6万人、製造業雇用が0.4万人の増加と、各々予想を若干下回り、失業率は7.9%と予想を若干上回った。しかし、12月雇用が大幅上方修正され、雇用増加のペースは安定的との判断。
アジア市場は:交錯(ロイター)
<東京市場> 日経平均は終値で1万1000円台回復、2年9カ月ぶり。目先の上値めどとなっていた節目1万1000円を明確に上抜いたことで強気な見方が広がりつつある。次のターゲットは2010年4月5日高値の1万1408円17銭が意識されてくる。
<中国・香港株式市場> 中国株式市場は続伸し、週間での上昇率はここ1年3カ月で
最大となった。
国家統計局がこの日発表した1月の製造業購買担当者指数(PMI)の低下を受けて素材株が軟調となったものの、堅調な証券株や保険株が買いを集めた。
上海総合指数の終値は(1.41%)高。大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数は(2.10%)高で終了した。
週間ベースではそれぞれ5.6%、6.7%上昇し、2011年10月28日以来の高
い上昇率を記録した。
香港株式市場はほぼ横ばいで引けた。週間ベースではかろうじて上昇。後場に入り、中
国の本土市場が上昇したことを受けて、下げ幅を縮小した。
<東南アジア株式> 東南アジア株式市場の株価は、銀行株に支援され、総じて
上昇した。米欧の一連の経済指標発表を控え、マニラ市場とジャカルタ市場は過去
最高値まで上昇、バンコク市場も18年ぶりの高値を付けた。
<ソウル株式市場> 小幅続落して終了した。中国の製造業統計で景気回復の鈍さが
裏付けられたことが重しとなり、相場展開が不安定だった。
対ドルでウォンが軟化したことを受け、自動車株が引き続き上昇。現代自動車
(005380.KS)と起亜自動車(000270.KS)はそれぞれ0.7%、0.6%上げた。
<台湾株式市場> ほぼ横ばいで終了した。ただ、米アップル(AAPL)に光学部品を
供給している大立光電(3008.TW)は、2012年10─12月期利益が過去最高だった
ことから3%高。同社の警戒的な業績見通しは材料視されなかった。
また、台湾の内閣改造で、江宜樺・行政院副院長(副首相)が行政院長(首相)に就任
するとの報も市場には影響しなかった。
欧州市場は:反発(ロイター)
<ロンドン株式市場> 急反落。欧州の政局不安が圧迫材料となり、約
3カ月ぶりの大幅な下落率となった。
今月総選挙を控えるイタリアでは、ベルルスコーニ前首相が支持率で急激な追い上げを
見せているほか、スペインのラホイ首相をめぐっては、不正献金疑惑が浮上しており、ユ
ーロ圏債務危機克服に向けた取り組みが損なわれるとの懸念が出ている。
ユーロ圏債務危機で最大のエクスポージャーを抱える銀行株の下げがきつ
く、2.2%安となった。
年初から大きく上昇しているFT100は前週末、2008年5月以来の高値で引けて
おり、この日は利益を確定する動きが加速した。相場下落は「上昇トレンドの終わりでは
なく調整だろう」(バークレイズの首席欧州テクニカルアナリスト、フィル・ロバーツ氏)
との指摘も上がっている。
オズボーン英財務相は、リスクの高い投資活動から日々の銀行業務を守ることができな
い銀行に解体を命じる新規則を発表したが、相場への影響は限定的だった。
原油安を嫌気し、エネルギー株も軟調だった。
<欧州株式市場> 反落、主要なユーロ圏重債務国の政局をめぐる不透明感が増すなか、
数年来の高値近辺のうちに利益を確定する動きが出た。
FTSEは(1.47%)
安。1月末にかけて約2年ぶりの高値をつけたがこの日は急落、12月
31日以来の安値で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数は(3.13%)安
。年初来の上昇分が消えた。
スペインの汚職疑惑や、24─25日のイタリア総選挙を前にベルルスコーニ前首相が
失地回復しているとの世論調査結果を受けて、ユーロ圏の安定性や成長が脅かされるとの
懸念が再燃した。
これを受け、周辺国の債券利回りが上昇、ユーロ圏銀行株にはまとまった利益
確定売りが出て5%下落した。スペインのIBEX指数は3.8%安、イタリア・
ミラノ市場のFTSE MIBも4.5%下落した。
ドイツの銀行大手コメルツバンク(CBKG.DE)は5.9%安で、下げが目立った。第4・
四半期の純損失が市場予想を上回ったことを嫌気した。
自動車株も3.2%下落、一部投資家が投資価値のある銘柄を求めた。
商品市場は:金は、米雇用統計で失業率が悪化したことやドル安・ユーロ高を背景に反発した。米金融当局がゼロ金利政策の解除時期について「失業率が6.5%を下回る水準になるまで」との明確な条件を示していることから、市場では金融緩和がしばらく続くとの見方が強まった。このため、インフレヘッジの役割を持つ金の需要は拡大した。米国産原油標準油種のWTI先物は中西部での原油在庫だぶつきへの懸念を背景に反落した。ロンドン市場のブレント3月きりは10月半ば以来の高値で引けた。ブレントとWTIとのスプレッドは1月初め以来の大きさとなる18.6ドルにまで拡大した。。
中期情勢
低VIX
通貨戦争の懸念
米国財政の崖2ヶ月延期 3月末:債務上限引き上げ、歳出削減
米国経済指標:米国経済、給与税の引き上げに耐えられる強さか?
中国物価:景気刺激策弱めた場合、資源株に与える影影響?
中国政府傘下のシンクタンクである中国社会科学院は、2013年の同国経済成長
率見通しを従来の8.2%から8.4%に引き上げた。
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