NY市況メモ: Mar Wk3 3月019日 (火), 2013


日付	時間	指　標	結果	予想	前回
3/19	7:30	住宅着工件数	917k	910k	910k
	7:30	建築許可件数	946k	924k	904k


DJIA	+0.03%/	14,455.82/	+3.76/
SP500	-0.24%/	1,548.34/	-3.76/
NAS	-0.26%/	3,229.09/	-8.49/
Russ	-0.46%/	942.85/	-4.35/

Volume
Dow Vol	731m/
SPX Vol	1,409m/
NAS Vol	1,669m/	+9.28%/
NYSE Vol	3,676m/	+12.6%/
VIX	14.39/	7.71%/

Adv/ Decline Iss

199

291

Adv/ Decline Vol

1139M

1402M

neutral

① 開場10分前

DOW +20 (0.14%) SP500 +3 (0.19%) NAS +11 (0.39%)
キプロス不安多少落ち着き、銀行株など反発。

ABC	+6.63%	136,950	CAH	-8.41%	301,504
BAC	+1.91%	4,054,391	JNPR	-5.05%	57,356
RHT	+1.86%	400	CHK	-1.67%	23,384
WAG	+1.81%	9,641	CVC	-1.54%	1,545
DFS	+1.72%	14,269	KSS	-1.34%	500

アジア市場は：（ロイター）

＜東京市場＞　東京株式市場で日経平均は大幅反発。１万２４００円台を回復した。キプロス・ショックに伴う前日の大幅安の反動や、為替が一時１ドル９５円台後半と円安に再び振れたことで安心感が広がった。電機や自動車などの主力輸出株に加え、２０日にスタートする黒田日銀体制下での追加緩和への期待から金融株など内需関連も堅調で、ほぼ全面高の展開だった。　

＜中国・香港株式市場＞　中国株式市場は、前日つけた数週間ぶり安値から反発して引けた。不動産開発株が上昇を主導。北京市が中古住宅市場を対象とした住宅販売規制を３月末までに導入する可能性があると政府系メディアが報じ、政策をめぐる不透明感が和らいだ。　香港株式市場は続落して引けた。終値は３カ月半ぶりの安値。好決算を背景に中国の電力株が上昇したものの、中国の消費関連株が下落した。　

＜東南アジア株式＞　全般的に、キプロス問題をめぐる懸念が若干後退し、小幅上昇した。一方、バンコク市場とマニラ市場はキプロス問題の不透明感が響き、銀行株を中心に下落した。

＜ソウル株式市場＞　反発して引けた。キプロス支援問題によりユーロ圏危機が拡大するとの見方が後退した。　過去３日で大きく下げていた銘柄に買いが入り、サムスン電子(005930.KS)は２．１％高。

＜台湾株式市場＞　アジア各地の株高を映し、４営業日ぶりに反発した。　パソコン大手の宏碁（エイサー）(2353.TW)は四半期決算の発表を控え、１．７％高だった。　　　　　　　　

欧州市場は：反落（ロイター）

＜ロンドン株式市場＞　　続落した。キプロスの議会が支援策を否決するとの懸念から銀行株が下落、投資家心理の重しとなり、午後の取引で下げ幅を拡大した。　銀行株は０．９％安で引け、相場を押し下げた。アナスタシアディス大統領が、議会は法案を否決するとの見通しを記者団に示したことが嫌気された。　トレーダーの１人は「だれも（支援策に）賛成票を投じないとの報道で、滅茶苦茶になった」と指摘。「採決がなければ、支援もまったく受けられない。銀行がその被害をまともに受ける」と話した。　鉱山株が３．４％安で下げが目立った。豪州の大手鉄鉱石会社の幹部らが、中国の鉄鋼生産が鈍っており、価格が低下すると警鐘を鳴らして売られた。　中国需要の弱含みやキプロス危機の広がりへの警戒感から、銅価格は４カ月ぶり安値に低下した。　リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)は５．２％安で下げがきつく、英豪系資源大手ＢＨＰビリトン (BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)も３．５％安だった。ゴールドマン・サックスが鉄鉱石価格の見通しを引き下げ、両社の投資判断をそれぞれ「売り」と「ニュートラル」に引き下げたことが材料視された。　メキシコの銀生産大手フレスニロ(FRES.L: 株価, 企業情報, レポート)も３．４％安で下げが大きかった。ドイツ銀行が同社の投資判断を「ホールド」から「売り」に引き下げたことを嫌気した。　アナリストらへのロイター調査によると、ＦＴ１００種総合株価指数は年末までに６７５０まで上昇すると見込まれている。

＜欧州株式市場＞　続落。キプロスが金融支援策を否決し、銀行の破たんやユーロ圏への波及を招く恐れがあるとの懸念が重しとなった。　キプロス議会が銀行預金課税を盛り込んだ１００億ユーロの金融支援策を否決し、支援を受けることができなければ、ソブリンデフォルト（債務不履行）やユーロ離脱のリスクもあるとアナリストは指摘している。　ＦＴＳＥユーロファースト３００種指数.FTEU3は４．８３ポイント（０．４０％）安の１１９４．９１。　ＤＪユーロＳＴＯＸＸ５０種指数.STOXX50Eは３３．５１ポイント（１．２４％）安の２６７１．９６。　投資家のリスク回避の度合いを示すＶＳＴＯＸＸ指数は前週末比で３７％上昇し、２日間の上昇率としては１年半ぶりの大きさとなった。　銀行株の下げがきつく、ＳＴＯＸＸユーロ圏銀行株指数は４％安。キプロス情勢を受けて投資家がイタリアやスペインから資金を引き揚げる可能性があるとの懸念から、一時は３カ月ぶり安値をつける場面もあった。　国別ではギリシャ市場.ATGが３．９％安と大きく下げた。キプロス市場は休場だった。　

商品市場は：（ロイター）

＜金相場は＞　預金削減措置をめぐるキプロス議会の採決を前に引き続き「質への逃避」買いを集め、４日続伸。
＜原油相場は＞キプロス金融支援問題とそれに伴うドル高を受けて売られ、４営業日ぶりに反落した。

中期情勢

キプロス問題欧州危機再燃？

VIX　11まで下がったVIXが14まで上昇　高値圏

通貨戦争の懸念　一応決着後退米国財政の崖2ヶ月延期 3月末：債務上限引き上げ、歳出削減　折り込み

米国経済指標：米国経済、給与税の引き上げに耐えられる強さか？
雇用情勢の回復ぶりが鮮明となった

中国物価：景気刺激策弱めた場合、資源株に与える影影響？

中国政府傘下のシンクタンクである中国社会科学院は、2013年の同国経済成長率見通しを従来の８．２％から８．４％に引き上げた。

ヘッドラインニュース

キプロスの預金課税、議会通過は微妙－非難の嵐にユーロ圏は姿勢軟化

米住宅着工件数：２月は0.8％増の91万7000戸－許可件数も増える

ＥＣＢへの銀行監督権限付与でＥＵが暫定合意－銀行直接救済に道開く

ロンドン外為：ユーロ下落、キプロスは預金課税承認せずとＣＮＢＣ

キプロス、ユーロ圏は税収目標で譲らず－議会は否決見通しとＣＮＢＣ

白川日銀総裁：市場への働き掛けには「危うさを感じる」－退任会見

スペイン証券入札：目標額を調達、落札利回り低下－キプロス波乱でも

世界の大手銀行、自己資本不足を20.5兆円圧縮－昨年１－６月

ドイツ債上昇、スペイン・伊債は下落－キプロス議会が法案否決の観測

モルガン・スタンレー、ＮＪ州プリンストンのオフィス閉鎖へ－関係者

日銀は新枠組みで国債購入拡大－歯止め設定も必要､野村総研・井上氏

野村證券の N Y 株式市況

＜株式市場＞
午前8時半発表の2月住宅着工数は91.7万件、建設許可数は94.6万件といずれもコンセンサス予想を上回り、米国住宅市場の順調な回復を示したとして、NY株式市場の主要指数は小幅高で始まった。しかし、本日予定のキプロス議会による預金課税法案の採決を待つ中、キプロスに対する金融支援の不透明感を嫌気し、小幅高で寄り付いた後、市場はまもなく売りに転じた。エネルギー、消費循環、素材等の景気敏感を中心にじりじりと売られ、S&P500は午後1時半近くに前日比-0.87%の1538.57ポイントまで後退。午後2時過ぎに、キプロス議会は預金課税法案を否決。キプロスに対する救済案の先行きが不透明となり、また、金融支援を受けた他国への波及も懸念される中で、午後3時頃に、ECBがキプロスに対し流動性の提供を行うと述べたことが報道され、これを手掛かりに市場は若干戻り基調となった。結局、ダウ平均は小幅高、S&P500とナスダック総合は小幅安で終了。ダウ平均は+0.03%、S&P500は-0.24%、ナスダック総合は-0.26%。セクター別では、エネルギーが-0.94%、消費循環が-0.73%、金融が-0.53%と軟調。他方、消費安定が+0.74%、通信が+0.26%、公益が+0.23%とディフェンシブセクターは小確り。個別では、ウォルグリーン(WAG)が医薬品サービス契約相手をカーディナル・ヘルス(CAH)に代え、アメリソースバーゲン(ABC)と締結したことから、アメリソースバーゲン(ABC)が+3.64%、カーディナル・ヘルス(CAH)が-8.19%。ウォルグリーン(WAG)が決算を好感され+5.44%。エレクトロニック・アーツ(EA)がCEO退任と業績見通しの引下げで-8.34%。大手証券会社による目標株価引き下げを受けたクリフス・ナチュラル・リソーシズ(CLF)が-6.61%。

＜債券・為替市場＞
午前8時半発表の2月住宅着工件数は917,000戸、建設許可件数は946,000戸といずれも予想を上回ったが、市場の反応は乏しい。本日予定されているキプロス議会における預金課税に関する採決を待ちながら、リスク回避の買い戻しで10年債利回りはじりじりと低下し、午後1時半近くには1.8905%となった。午後2時過ぎにキプロス議会が預金課税法案を否決。10年債利回りは低位で小動きとなったが、午後3時過ぎにECBがキプロスに対し流動性を提供すると述べたのをきっかけに、利食い売りがみられ、午後4時の10年債利回りは1.9062%付近となった。為替市場では、キプロス議会による預金課税法案採決を待ちながら、ユーロが下落。午後1時半近くにユーロ/ドルは1.2844、ユーロ/円は121.84となった。午後2時過ぎ、キプロス議会が同法案を否決したが、ECBによる流動性注入を期待し、その後は若干のユーロ買戻しとなった。ドル/円は、リスクオフの円買いの流れに加え、明日のFOMC声明文で緩和継続が示されるとの予想から、朝方からドル軟調。正午には94.72まで後退し、午後はやや反発。午後4時のドル/円は95.04となった。

2013/03/19：現地日付

米国野村證券作成測

メモ：

市場の声キプロス

キプロス議会が銀行預金課税法案を否決したことから預金流出に対する懸念が後退したとのこと。一方、同法案の可決はキプロスに対する金融支援の条件となっていることから、支援の行方が不透明となっている。

コンバージＥｘグループのチーフマーケットストラテジスト、ニコラス・コラス氏は「キプロス（議会）の採決の結果にかかわらず問題は続く。キプロスの金融再編がどういう形となるのか誰にも分からない」と述べた。

Endo of Col 1

ホーム過去市況経済指標決算新聞切り抜き FOMC声明文

Mar Wk3 3月19日 (火), 2013

Twitter（日本語）

ア　　ジ　　ア

欧　　　　　州

商　　　　　品

為　　　　　替

② 序盤ザラ場：朝方、２月の米住宅指標が良好な内容だったため、銀行株、生活必需銘柄などが変われ、反発して始まるが、その後、欧州が終盤で値を崩し始めると、軒並み売られる。原油相場の下落を受けてエネルギー関連株が大きく売られた。ナイキ、コーチ、フォードなど消費循環も売られた。

石油サービスセクター指数が２％安となったほか、石油開発技術サービス大手シュルンベルジェ(SLB)は３．１％、米石油・天然ガスサービス大手のハリバートン(HAL)は２．７％値を下げた。

　ソフトウエア大手アドビ・システムズ(ADBE)は時間外取引で５．６％高。取引終了後に発表した決算が市場予想を上回った。　　投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ･オプション取引所（ＣＢＯＥ）のボラティリティー･インデックス（ＶＩＸ指数）は７．７１％上昇し１４．３９。　薬局チェーン大手のウォルグリーン(WAG)は５．４％、医薬品卸売アメリソースバーゲン(ABC)は３．６％上昇した。ウォルグリーンは英アライアンス・ブーツABN.ULと共にアメリソースバーゲンと１０年間の契約を結び、同社に出資すると発表した。ウォルグリーンとの契約が終了するカーディナル・ヘルス(CAH)は８．２％安。

　２月の米住宅着工件数が住宅市場の回復が勢いを増していることを示す内容となったことから住宅関連株指数は０．３％高。一時１９４．４１ポイントと２００７年７月以来の高水準をつけた。

③ 中盤ザラ場：軒並み値を崩す中、指数は、昨日の引け値を下抜けた。ドラッグストア、薬品が買われ、PGなど生活必需品は下げ止まる様子。金も買われた。アップル、オラクル、インテル、シスコなどハイテク、銀行も1％以上値を崩した。　

セクター別　E T F

④ 終盤引け：３日続落。終盤、キプロス問題への過度な警戒感が薄れると、全体的に反発に転じた。

⑤ 引け後、明日は：立会取引終了後、キプロス議会は同法案を反対多数で否決。報道を受け、金が買われた。

米国市場　UWM　一年（日足）

米国市場　UWM　五日（ 5分足）

米国市場　UWM　二日（ 1分足）

Tuesday, March 19, 2013

Mar Wk3 3月019日 (火), 2013

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